14/July/2004 Davos
本日は快晴。
朝7時に起床、迷わず朝風呂。(朝温泉?)
まだ、ヴァルスの谷には日が差しておらず、
天空光のぼんやりした明るさでしたが、
空気が澄んでいて気持ちが良いの。
同じような事を考える人々がいまして、
温泉は結構盛況でした。

そして、ヴァルスを後にしていざダヴォスへ。
ここは今回の旅行の中で最も標高が高く、海抜1540M。
気が付かないうちに、息苦しくなっていました。
さて、ギゴン&ゴヤー詣でです。
まずはじめにキルヒナー美術館へ行きました。
作品集で見ていた通り、綺麗です。
おぼろげな外装とは裏腹に内部はコンクリートのタフな感じがしました。
展示室の箱を並べて、その隙間を開口部にしてというのが特徴です。
この点に関しては先日のヴァルスの温泉にも共通するところであり、
現代スイス建築の特徴なのかなと思います。
この美術館については、下記タツヤのコメントも御覧下さい。
しかし、それ以外の3つの作品は、キルヒナーと傾向が全く異なり、
同じ建築家の作品なのだろうかと思うほどでした。
あえて言うと、思い切りが良いデザインというのでしょうか。
美術館におけるヴォリュームとその他の部分の関係、
スポーツミュージアムの色遣い、除雪車置き場の木の使い方、
ためらいがないです。
それでは、ギゴン&ゴヤーをどどんと4作品。
キルヒナー美術館、スポーツセンター
除雪車置き場、ワイン倉庫を改修したレストラン。
レストランは、しばらく休業していたそうですが、
近頃オーナーが変わったとのことで再開されていました。
いわば、 街の居酒屋といった感じになっていましたが、
オーナーがとても愛想の良い人で、各テーブルを回って、
笑顔で「おいしいですか?どうですか?」と聞き、
自らコミュニケーションを取っていました 。
親しみやすかったです。
是非、お立ち寄り下さい。


[Tatsuya's essay 14/July/2004]

キルヒナー美術館ではReny Markovichによるインスタレーションが行われていました 。
'You are not alone'と題された展示は、美術館の一部屋の照明がすべてブルー蛍光灯に
変えられており、その部屋の中にキルヒナーが絵を描いていた部屋の実物大の空間が
仮設で再現されていました。その仮設の空間の中では、ムービーが延々と流されていました。
入り口頭上にプロジェクターがあるのですが、部屋の天井高が1800程度なので、
部屋にはいるとムービーの映像に自分の影が重なるようになっています。 |